韓国政府は、ソウルを含む首都圏について、新型コロナウイルスの集団感染が連鎖的に広がっていることから、１４日までとしていた外出自粛などの要請を無期限に延長し、防疫管理をさらに強化すると発表しました。

韓国の朴凌厚保健福祉相は１２日、ソウルを含む首都圏について、「今、集団感染の連鎖を断ち切ることができなければ、さらに大きな苦痛と忍耐の時間を迎える」と述べ、危機感を示しました。その上で、１４日までとしていた首都圏を対象とする外出自粛などの要請を、期限を設けずに延長すると発表しました。

また、カラオケ店やクラブに義務づけている「ＱＲコード」を利用した入店客名簿の作成を、学習塾とインターネットカフェにも拡大するなど、防疫管理をさらに強化します。

韓国の保健当局は、首都圏を中心に５０人前後まで増えている一日あたりの感染者数が、一ケタ台に減るまで、こうした措置を続ける考えです。