朝鮮半島も台風9号被害 北でも災害報道
台風9号は朝鮮半島にも被害をもたらしていて、北朝鮮の国営メディアは、断続的に最新情報を伝えています。
北朝鮮の国営テレビが3日朝に放送した映像では、リポーターが台風9号の影響で冠水した道路から、予想を超える大雨になっていることを伝えました。また、北朝鮮の東部では河川が危険水位を超えたほか、農作物にも被害が出ているということです。
国営テレビは先週、台風8号が上陸した際にも最新情報を詳しく伝えていて、新型コロナウイルスなどの影響で苦境が続く中、災害報道に力を入れています。
これに先立ち、台風9号は3日未明、韓国南東部の釜山付近に上陸しました。釜山では、アパートの窓ガラスが割れて女性がケガをし、その後、死亡が確認されました。また、一時およそ28万世帯が停電するなどしたということです。
来週7日には台風10号が韓国に上陸する恐れがあり、警戒感が高まっています。