韓国・憲法裁、尹大統領を罷免するかどうか 4日に判断へ
韓国の憲法裁判所は、去年12月の非常戒厳をめぐり弾劾訴追をされた尹錫悦大統領を罷免するかどうか、4日に判断を示すと明らかにしました。
尹大統領をめぐってはことし1月から、大統領職を罷免するかどうかの審理が憲法裁判所で続けられていました。こうした中、憲法裁判所はさきほど、尹大統領が罷免に相当するかどうかの判断を4日の午前11時に示すと発表しました。
大統領の罷免には、憲法裁判所に現在8人いる裁判官のうち、6人以上が「罷免が妥当」と判断する必要があります。
仮に罷免された場合には尹大統領はただちに失職し、次の大統領を選ぶ選挙が60日以内に行われます。
一方、罷免されなかった場合は、尹大統領は職務停止を解かれ、公務に復帰することになります。
裁判所が示す判断の内容次第では、尹大統領の支持者が裁判所を襲撃することや反対派と衝突する不測の事態も考えられることから、警察は最高レベルの警戒態勢で臨む予定です。
最終更新日:2025年4月1日 7:00