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米ダウ104ドル高“ワクチン承認”に期待

2020年12月9日 8:08

8日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスのワクチンがアメリカ国内でも順調に承認されそうだとの見方から買いが進み、ダウ平均株価は反発して取引を終えています。

8日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前日の終値から104ドル09セント値を上げ、3万0173ドル88セントで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も62.83ポイント近く上げて1万2582.77と過去最高値を更新して取引を終えています。

この日は、FDA(=食品医薬品局)が、製薬大手ファイザーなどが開発する新型コロナウイルスのワクチンについて、有効性と安全性が確認できたとする検証結果を公表しました。承認を決める諮問委員会を10日に控え、市場にはワクチンが順調に承認されそうだとの見方が広がり、景気に敏感とされる銘柄を中心に買いが進みました。

また、ハイテク関連株は引き続き好調で、新製品を発表したアップルなどの主要な銘柄が買われ、ナスダック総合指数は3営業日続けての過去最高値更新となりました。

市場関係者は、「やや停滞気味となっている追加の経済対策に関する与野党協議に進展がみられるか市場は注目している」と話しています。