中国で呼吸器感染症の1つ、「ヒトメタニューモウイルス感染症」が拡大していて、当局は今月末から始まる春節の連休を前に感染予防を呼びかけています。

中国疾病予防コントロールセンターによりますと、中国では去年11月ごろから「ヒトメタニューモウイルス感染症」が拡大していて、特に中国北部で14歳以下の子どもの感染が増えているということです。

症状はインフルエンザに似ていて、発熱やせきなどを引き起こし、高齢者や基礎疾患を持つ人は肺炎など重症化するおそれがあるということです。

中国では今月28日から春節の連休を迎え、のべ90億人が移動すると見込まれていて、疾病予防コントロールセンターはマスクの着用やこまめな手洗いなど感染予防の徹底を呼びかけています。