×

結核 都内感染者数1500人超 去年の感染者数を上回る きょうから予防週間

2024年9月24日 14:43
結核 都内感染者数1500人超 去年の感染者数を上回る きょうから予防週間

東京都は24日から今月30日まで「結核・呼吸器感染症予防週間」として、感染症の正しい知識を身につけ、感染予防対策をとってほしいと呼びかけています。

東京都感染症情報センターによりますと、都内における結核感染者の報告数は2024年に入ってから9月15日までの期間で、1512人にのぼっています。(速報値)

全国の年間感染者数を集計している厚生労働省によりますと、東京都では2021年は1429人、2022年は1193人、2023年は1190人確認されていて、今年は、9月中旬時点で、去年1年間の感染者数を上回っています。

東京都感染症情報センターの疫学情報担当者は、都内の結核感染者は毎年1000人を超えて多い状況が続いているとした上で、咳が長引くなどの症状が出ている場合は、医療機関を受診し、レントゲン検査を受けてほしいと呼びかけています。

また、結核は、飛沫感染のほか空気感染もするため、マスクを着用してほしいとしています。

日本は、結核に関しては「低まん延国」の水準を維持しているものの、全国の年間の患者数は1万人を超えていて結核は今でも身近な感染症のひとつとなっています。

最終更新日:2024年9月24日 17:58
    一緒に見られているニュース