糖尿病の感染症で右腕切断 元近鉄・佐野慈紀さん“復活のマウンド”
「ピッカリ投法」で人気を集めた元プロ野球選手の佐野慈紀さんは、糖尿病による感染症で今年、右腕を切断しましたが、21日、左投げのピッカリ投法で“復活のマウンド”に登りました。
明治神宮球場で行われた学童野球の全国大会に姿を現したのは、プロ野球・近鉄バファローズなどで活躍した佐野慈紀さん(56)です。
この大会のシニアディレクターとして運営に携わってきた佐野さんは、今年4月に糖尿病が悪化し右腕を切断。
今回、子どもたちに挑戦することの大切さを伝えたいと、利き腕ではない左投げで始球式に挑みました。キャッチャーまでノーバウンドとはいきませんでしたが、“復活”の「ピッカリ投法」を披露しました。
佐野慈紀さん
「僕の姿がどうのこうのというよりも、いくつになってもチャレンジできるんだということと、野球は楽しいものだと感じてもらいたい」
現在も入院生活を送っている佐野さんですが今後、子どもたちとの野球教室の開催を目指して、治療を続けていくということです。
最終更新日:2024年12月21日 18:12