アメリカのＦＤＡ（＝食品医薬品局）は１１日、製薬大手「ファイザー」などが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、緊急使用を許可しました。

ＦＤＡは１１日、「ファイザー」とドイツの医薬品企業「ビオンテック」が開発したワクチンについて、１６歳以上の個人に対して緊急使用することを認める決定をしました。アメリカで新型コロナウイルスのワクチンに緊急使用許可が出るのは初めてです。

ＦＤＡをめぐっては、トランプ大統領の側近がハーン長官に対し、１１日中に許可を出せなければ辞任するよう圧力をかけたと報じられています。

アメリカでは１日あたりの感染者数が２０万人を超え、連日約３０００人の死亡が確認されるなど、感染の拡大に歯止めがかからない中、週明けにもワクチンの接種が始まる見通しです。