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朝鮮労働党の党大会 金正恩氏を党総書記に

2021年1月11日 11:51

北朝鮮メディアは朝鮮労働党の党大会で、金正恩委員長が党総書記に選出されたと伝えました。また、韓国軍は10日深夜に北朝鮮が軍事パレードを行ったとみられると発表しました。

11日付の「労働新聞」は、党大会6日目の10日、金正恩委員長が「全党を代表して指導する党の首班」として党総書記に選出されたと報じました。金委員長について「天才的な論理的英知」を持ち「我が国を世界的な軍事強国に転換させた」などと説明しています。

総書記の肩書きは2012年に父親の故・金正日氏を「永遠の総書記」と位置づけ、廃止されていました。今回、これを復活させることで、正恩氏の権威をさらに確固たるものにする狙いがあるものとみられます。

一方、妹の与正氏については、これまで就いていた党の政治局員候補から外れ、中央委員にとどまっています。

また、韓国軍は、北朝鮮が10日深夜に平壌市内で軍事パレードを行った状況を捉えたと発表しました。韓国メディアは去年10月よりも規模は縮小されたとの見方を伝えています。