新たな変異ウイルス NYで拡大か
アメリカのバイデン大統領は新政権の発足以降、新型コロナウイルスのワクチン接種回数が、5千万回を超えたことを受けて、演説を行い、「正しい方向に向かっている」と強調しました。
バイデン大統領は、就任100日間で1億回分のワクチン接種を目標に掲げていますが、37日間で、半数に達したことになります。
バイデン大統領「最初は野心的過ぎる目標と言われたが、今は目標が低過ぎると言われている」
大統領は「前の政権に、ワクチンを接種させる計画が全くなかった混乱を引き継いだが、正しい方向に向かっている」と述べ、トランプ政権下での接種回数がおよそ1600万回にとどまっていたことと比較し、対応の違いをアピールしました。
一方、アメリカではニューヨークなど北東部の州で新たな変異ウイルスが急速に拡大していることが分かりました。
コロンビア大学の研究チームによるとこのウイルスは去年11月に初めて確認されたものですが、サンプル調査では過去2週間で感染者の12パーセントあまりを占めるようになったということです。
ただ、感染力など詳しい特徴は分かっておらず当局は「より多くの情報が必要」としています。