イスラエル当局者は17日、ネタニヤフ首相が戦時内閣を解散したと明らかにしました。

ロイター通信が17日、イスラエル当局者の話として伝えたところによりますと、ネタニヤフ首相が6人のメンバーで構成される戦時内閣を解散しました。今月9日に中道野党を率いるガンツ前国防相が戦時内閣からの離脱を表明し、「ネタニヤフ首相はわれわれが真の勝利を達成するのを妨げている」と批判していました。

ネタニヤフ首相は今後、戦時内閣に参加していたガラント国防相ら少人数の閣僚らとパレスチナ自治区ガザ地区への軍事作戦について協議することになります。

ネタニヤフ首相は、極右政党の党首で連立政権のパートナーであるスモトリッチ財務相、ベングビール国家治安相から「ハマスと交渉するのではなく、せん滅せよ」と突き上げられていて、イスラエル軍がさらに作戦をエスカレートさせる懸念もあります。