イスラエル軍は16日、パレスチナ自治区ガザ地区南部の一部地域で人道支援物資の輸送のため、軍事活動を一時停止すると発表しました。ただ、それ以外の地域では軍の軍事作戦が続いているものとみられます。

イスラエル軍は16日、ガザ地区とイスラエルとの境界にあるケレム・シャローム検問所から中部のハンユニスにつながる主要道路で、午前8時から午後7時まで軍事活動を一時的に停止すると発表しました。人道支援物資の搬入を促すためだとしています。一方で、イスラム組織ハマスの残党をせん滅するため、ラファでの作戦は継続するとしています。

AP通信は、ガザ地区中部のブレイジ難民キャンプの住宅で16日午後、イスラエル軍による攻撃があり、子供6人を含むパレスチナ人9人が死亡したと伝えていて、軍事活動を一時停止した地域以外ではイスラエル軍の軍事作戦が続いているものとみられます。