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国連安保理、アメリカ提案の停戦案を支持する決議を採択 ガザ地区からのイスラエル軍撤退など含む

2024年6月11日 5:02
国連安保理、アメリカ提案の停戦案を支持する決議を採択 ガザ地区からのイスラエル軍撤退など含む

イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘をめぐり、国連の安全保障理事会は日本時間11日午前、アメリカが提案した人質の解放や、パレスチナ自治区ガザ地区からのイスラエル軍の撤退などを含む停戦案を支持する決議を採択しました。

イスラエルとイスラム組織「ハマス」の戦闘をめぐり、アメリカは3段階からなる停戦案を提示しています。

第1段階では、女性や高齢者の人質解放とガザ地区の人口密集地からのイスラエル軍の撤退で、「即時かつ完全な停戦」に入ります。

第2段階では、すべての人質解放とイスラエル軍のガザ地区からの全面撤退で、恒久的に敵対行為を終結させます。

第3段階では、ガザ地区の大規模な復興計画を開始します。

イスラエルは、この停戦案を受け入れており、国連安保理の決議では「ハマスにも受け入れるよう求める」とした上で、「両当事者に対し、無条件かつ完全に履行するよう促す」と明記しています。

採決に先立ち、決議を提案したアメリカは「人質とその家族だけでなく、ガザの市民の命と苦しみを救うことができる。安保理理事国は、この機会を逃すことなく、声を一つにしなければならない」と述べ、決議への賛成を呼びかけました。

日本時間11日午前に行われた採決では、日本を含む14か国が賛成し、決議は採択されました。ロシアは棄権しました。

イスラエルの後ろ盾となっているアメリカは、これまでガザ地区での停戦を求める安保理決議案への拒否権行使を繰り返していて、国際的な批判が高まっていました。