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タイのプラユット首相に職務一時停止命じる 任期問題で憲法裁判所

2022年8月24日 18:34
タイのプラユット首相に職務一時停止命じる 任期問題で憲法裁判所

タイの憲法裁判所は、24日、プラユット首相に対し、任期問題をめぐる判断を下すまで職務の一時停止を命じました。

憲法では首相任期は最長8年で野党側は、暫定首相に就任して8年となる8月24日が期限だと主張していました。

タイのプラユット首相は、軍事クーデターにより2014年8月に暫定首相に就任し、その後、総選挙をへて2019年6月に、正式に首相に就任していました。

憲法で首相任期は最長8年とされているため、野党側は、暫定首相の期間も含めて今年8月24日で任期は満了だとして、プラユット首相の退陣を求めていました。

一方で、政府の支持派は正式な首相就任時が起点で、任期は2027年までと主張し、解釈が分かれていました。

タイの憲法裁判所は、24日、この任期問題について、法的な判断を下すまで、プラユット首相に対し、職務の一時停止を命じました。

今後は、プラウィット副首相が、職務を代行するということです。