フランス高速鉄道施設で「放火」被害 複数路線で運行に混乱
フランスの国鉄は26日、高速鉄道の施設で「放火」があり、被害を受けたと発表しました。複数の路線で運行に混乱が生じているということです。
フランス国鉄の発表によりますと、「放火」があったのは高速鉄道TGVの施設で、国鉄のチームと消防士らが現場で対応にあたっているということです。
国鉄は「これはTGVの交通網を麻痺させる大規模な攻撃だ」との声明を発表しました。
フランスの西と北、東側の路線が影響を受けており交通が混乱し、ロイター通信によりますとパリ―ロンドン間のユーロスターも影響を受けているということです。
フランス国鉄は、通常の交通再開は29 日月曜日の予定だとしていますが、詳しい被害の状況はわかっていません。
この事態を受け、フランスの運輸大臣はSNSで声明を発表しました。
声明では「昨夜、高速鉄道TGVの複数の路線を標的とした組織的な悪意ある行為が行われ、今週末まで交通が著しく混乱する見通しだ。多くのフランス国民の休暇や出国を危険にさらすこれらの犯罪行為を強く非難する」としています。