【高校生海外派遣】かけがえのない体験 マレーシアの農村でホームステイ
上野キャスター)富山県高校生海外派遣団に同行取材した吉田記者です。
吉田記者)20人の高校生たちは12日間の日程で東南アジアを訪れました。きょうはマレーシアの農村でのホームステイの様子などをお伝えします。
マレーシアの高校で 若者同士の交流
派遣団は、近年目覚ましい経済発展を遂げているマレーシアへ。
世界トップクラスの高さを誇るペトロナスツインタワーがそびえ立つ一方、モスクや王宮など、伝統を感じさせる建築物も数多く残されています。
一行が訪問したのは、名門校とされる「ラワン高校」。熱烈な歓迎を受け、マレーシアの伝統武術「シラット」が披露されました。
この演舞を興味深そうに見ていたのが、ボクシングや空手など5種目のスポーツに取り組んでいる堀田さんです。
高岡商業高校1年 堀田みず希さん「楽器の演奏とかもあり、すごく迫力あるものだった。シラットを実際に見られたので、より詳しく動作の意味を調べたいと思ったし、今後の自分の競技生活にも生かしていきたいと思いました」
そして、現地の生徒に日本の伝統の遊びである「けん玉」や「折り紙」を教えた生徒たち。初めて触れる日本文化に、現地の生徒たちは興味津々の様子でした。
魚津高校1年 福谷光希さん「めっちゃ優しくてゆっくりしゃべってくれるし、詳しく言ってくれるからうれしかった」
遠い国で同世代とのつながりが広がり、貴重な経験となったようです。
続いて生徒たちが訪れたのは、機械の設計・製造を手がける立山オートマシンマレーシア。この会社は富山の企業のグループ会社です。
国際経済や女性の活躍に関心を持つ生徒たちは、こうした企業を見学したことで、学習意欲がさらに高まったと話していました。
高岡高校1年 中野紗奈さん「少しでも小さな問題でもいいから、ひとつずつ解決できればいいと思っていて、富山・日本全体で見ても女性の役職持ちの人が少ないので、そういうところを自分から変えてみたい」
片山学園高校1年 松井琴音さん「マレーシアは昔、ルックイーストという日本から学ぶ姿勢があったので。日本でももっと文化を織り交ぜた良い政策があるんじゃないかと思って調べています」