東南アジアで挑戦と成長の12日間 県高校生海外派遣
42回目となった県の高校生海外派遣が今月、行われました。KNBの吉田記者が同行取材しました。
この事業は、1982年に北日本放送が開局30周年を記念して県に贈った1億円を基金にして翌年から始まりました。
東南アジアで12日間の研修を行った生徒たちの姿をきょうとあす、お伝えします。
きょうは、ベトナムとシンガポールでの研修です。
県高校生海外派遣団は18の高校から集まった20人。
今月10日に富山空港を出発しました。
現地の高校生と交流 異文化の理解深める
最初の研修国のベトナムでは、国内屈指の進学校、レホンファン高校を訪れました。
この学校は、英語や日本語を学んでいる生徒が多くいます。
富山東高校2年・大野碧海さん「これはトロッコなんだけど、黒部という富山の中の黒部市にあるところで、秋に見られる景色で、紅葉わかる?」
レホンファン高校生「もみじとか」
大野さん「うんそうそう!。それがすごくきれいで電車に乗ってこの景色を見る」
レホンファン高校生「すごいね」
レホンファン高校生「Future job.Do you have your future job?(将来の夢は?)」
富山南高校2年・加藤秀弥さん「Actually,I have no idea,but Ido my best to decide what I do in future,so I do my best.(実はまだ決めていないけど、本当にやりたいことを見つけるために全力を尽くしたい)」
異なる文化を受け入れて理解しようとするベトナムの高校生の姿に影響を受けた生徒もいました。
入善高校2年・横田真生さん「いろんな言語を話せると、自分の世界観が広がると思う。勉強を頑張ろうと思った」
ベトナムの歴史を知る
かつてフランスの支配下にあったベトナム。
街の至る所に、植民地時代の西洋様式の建造物が残っています。
そして今年で終結50年を迎えたベトナム戦争ではアメリカと戦いました。
激戦地となったクチでは、戦時中に使われていた地下トンネルに実際に入り、当時の歴史について学びました。
「あの時代にこのトンネルがあったのすごいね」
「もっと狭かったと思ったら考えられない」
「無理…」
「暗いし狭いし歩くのもきついよね」
「精神にきそう…日光 浴びないから」