来年春に卒業する大学生などを対象とした企業の採用説明会は今月から解禁された。今回も売り手市場と言われる中、富山市できょう、地元企業の合同説明会が開かれた。

清水記者「会場には各企業のブースが並んでいて、学生たちは真剣な様子で話を聞いています」

合同企業説明会には、富山市や滑川市など県内5つの市町村から、建設業や製造業などの130社がブースを出しました。

来年春に向けた就職活動は、今回も学生優位の「売り手市場」が続く見込みで、企業の担当者は、働きやすさなどをアピールしています。

マンテンホテルの人事担当者「弊社の強みである待遇、福利厚生面など、そこを重点的にお話してやっております」

スギノマシンの担当者「より学生の皆さんが一年目とか直近で働きやすいイメージができるよう、意識してお話をさせていただいております」

一方、参加した学生側は。

「その会社に入った後に、その仕事を続けていきたいかどうかというところを重要視しています」

「就職に対する不安があったので、いろんなブースを見て、いろんな業界だったりとか、どういう仕事をしておられるのかについて詳しく知ることができてとても良かったです」

「卒業したら富山に戻って就職しようかなと考えています」

若者の地元定着は、人口減少が加速する富山の課題となっています。