【カラダWEEK】マスク生活で表情筋衰え…「笑えない」「表情硬い」
長く続いたマスク生活を経て、「うまく笑えない」「表情が硬い」などの悩みが聞かれます。マスクで隠れていた影響で、顔の「表情筋」が衰えた人が増えているといいます。
◇
マスクを外す人が増えた今、街で聞いた悩みは…
主婦(40代)
「(マスク)外したときに、こんな垂れてんだと思われてるんだろうなと」
大学生(20代)
「(目は)笑ってたけど、ここ(口元)まで見られてたら笑顔が引きつる」
顔のたるみやうまく笑えないといった顔つきの変化です。みなさん、マスク時代を思い出すと…
主婦(40代)
「目だけで笑うみたいな。口もぽかーんと開いてた」
パート(50代)
「口半開きで作業してても見ないじゃん。今、とても苦労しています」
マスクをしていたため、表情にまで意識がいかなかった様子でした。
そんな悩みを抱えた人たちが訪れていたのは、顔の筋トレです。「表情筋を鍛える」教室が開催されていました。
表情筋とは、目や鼻・口などを動かす筋肉で、その名の通り、表情を作ります。
インストラクター 大須賀美由紀さん
「今、自分がどこに一番力入ってる?」
参加者の中には男性の姿もありました。衰えると、しわやたるみで老けて見るなど、みなさん、悩みを抱えていました。
参加者(50代)
「ここ(頬)がどんどん下がってくる」
参加者(50代)
「年をとると表情筋とか衰えてくるので」
この教室では、顔だけではなく体全体を動かしていました。
「わき、腋窩リンパ流していきます。この状態で10秒キープ」
「口角半分上がってましたか? 上がってますね!」
参加者(50代)
「自然に口角が上がるようになってくる。効果はすごくあります」
参加者(50代)
「顔のだらんとしてた感じが全然(違う)」
金曜日に開催されているこの教室。毎週通う参加者も多いということです。
今、こうした表情筋の教室は増えているといいます。「マンツーマン」でのレッスンも行われています。
笑顔表情筋協会・代表 北野珠誇さん
「まず悩みをしっかり聞いて。みなさん、顔の癖があるんですね」
個別指導で癖を見抜いて、重点的に鍛えるといいます。
この日、初めて参加した女性は…
会社員(30代)
「自分の笑顔があまり好きじゃなかったので、写真撮るときにそんなに笑いたくない。」
すると…
先生
「力入ってるね」
下あごに力が入ってしまうという”癖 ”をすぐに指摘。
先生
「硬いね」
会社員(30代)
「硬いです。ここを触ってると動いてるのがすごく分かります」
先生
「なるべく(下あごの)力を抜く」
下あごの力は抜き、口角から目尻にかけてある筋肉を動かし鍛えていきます。
そして、レッスン後の笑顔は、レッスン前と比べると、より自然な笑顔になったように見ました。
会社員(30代)
「肩の力も抜けて笑いやすいですね」
初めてのレッスンながら、自分の癖が見つかり、効果を感じたそうです。
笑顔表情筋協会・代表 北野珠誇さん
「ここまでしか動かなかった筋肉が、ここまで動くようになると、全然、笑顔って変わってくるんです」
この教室では老若男女を問わず生徒数が増え、去年と比べて3倍になったといいます。
表情筋トレーニングは継続的に行うことが大切だということです。