原生林に見立てた巨大なオブジェに激レア品種の販売も "世界の蘭フェア"はじまる 潟上市ブルーメッセあきた
色とりどりのランを集めた展示会が潟上市で開かれていて訪れた人の目を楽しませています。
販売コーナーも人気で、県内の農家が育てた洋ランのほか市場にあまり出回らない珍しいランも並んでいます。
鴨下望美アナウンサー
「潟上市のブルーメッセで今年も『世界の蘭フェア』が始まりました。目玉はこちら大型のオブジェです。今年のテーマは奇跡の森。手つかずの原生林をイメージしています。」
コチョウランやカトレア、シンビジュームなど10種類以上、約350鉢のランで作られた巨大なオブジェ。倒木が目立つ手つかずの原生林に自生するランや植物の様子を再現しました。
展示は23日に始まり、多くの人の目を楽しませています。
来場者
「色々な色があって、ね。こういうの見たことないからいっぱいあるのは。素晴らしいですね」
スタッフ6人がかりで制作し、展示開始の前日、ようやく完成しました。
沢井大輔さん
「今回これ作るのに2週間ほどかかってますので、かなりの大作なので気合いを入れて作りました。是非見ていただきたいと思います。コチョウランありますけど、こちらをチョウに見立ててこの森の原生林の中をチョウが優雅に待ってるっていうイメージを作ってます。木についてるランは基本的にどこでも木につく、で地面から出るのは地面から出る、これはちゃんと再現して作ってますので、そういうちょっとした勉強にもなるので、そういうところも考えてみてもらえればなと思います。今思うと完璧です。素晴らしいものができました、ぜひ見てもらいたいです」
また、館内には販売コーナーも設けられていて、こちらも大人気です。
横手市の十文字地区で育てたシンビジュームや、宮城の生産者の洋ランなど、l豊富な種類が販売されています。
なかには手に入りにくい珍しい品種もあります。変わった見た目のこちら。一見、花には思えませんが、「キロスキスタ」というランの一種なんです。葉がない、無葉蘭で板に巻き付いているのはランの根っこです。春になると小さく可憐な花が咲くそうです。
こちらは、コチョウランのブルージーンという品種。青や紫といった色は珍しく、なかなか市場に出回らないといいます。
生産者と会話をしながらお気に入りの一鉢を選べるのも、魅力の一つです。
また、ランは品種によって栽培に適している温度が異なるため、どこで育てるか、どこに飾るか、という視点で選ぶのも良いかもしれません。
「世界の蘭フェア」は潟上市のブルーメッセあきたで来月2日まで開かれています。