サイバー犯罪の対応力強化を目指して 秋田県警が競技会を開催
インターネットなどを悪用した犯罪=サイバー犯罪への対応力を警察官が競う大会が秋田市で行われました。
県警察本部は巧妙化するサイバー犯罪への対応力を今後も強化していくことにしています。
「それでは、はじめ」
県警察本部が23日に開いた大会には、県内14全ての警察署と県警本部の各部署から38人が出場しました。全員が日ごろからそれぞれの持ち場でサイバー犯罪の捜査などにあたっています。
パソコンの利用状況やデータ通信の履歴から不正アクセスが行われた具体的な日時を特定する問題など合わせて12問が出されました。
出場者は2人1組で基本的な情報解析技術や捜査知識を用いて問題を解き、その早さを競いました。
中央警察署2人組「(喜び)~さすがです」
県内では去年1年間でサイバー犯罪の検挙が暫定値で166件あり、件数は年々増加しています。
このうち約8割がインターネットバンキングで、他人に口座を売り渡す詐欺の疑いなどでの検挙でした。
由利本荘警察署佐藤優衣 巡査部長
「難しかったっていうのが正直なところで、いろんな知識だとかツールを組み合わせて解くのが難しかったです。サイバー空間がどんどん更新されているというか、進化していくものだと思うので、それについていけるように今後も勉強を継続して頑張りたい」
県警察本部は今後も、警察署や部署の垣根を越えて巧妙化するサイバー犯罪への対応力を強化していくことにしています。