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300体以上の人形を制作 阿波十郎兵衛屋敷で特別展「人形洋の仕事」【徳島】

2024年5月7日 18:37
300体以上の人形を制作 阿波十郎兵衛屋敷で特別展「人形洋の仕事」【徳島】
ゴールデンウィークにもにぎわった阿波十郎兵衛屋敷で、木偶人形を半世紀にわたり制作してきた人形師・甘利洋一郎さんの作品展が開かれています。

この作品展は、人形師・甘利洋一郎さんが2023年、徳島県文化賞を受賞したことを記念して開かれました。

会場の阿波十郎兵衛屋敷には、甘利さんが制作し、県内の人形座で使われている人形など、約100点が展示されています。

甘利さんは、天狗久の流れを汲む田村恒夫さんに師事し、半世紀にわたって300体以上の人形を制作してきました。

(仲宗根記者)
「会場には、ちょっと変わった人形も展示されています。私の目の前にあるのが風神と雷神、その横にあるのが宇宙人をイメージした人形です」

宇宙人の人形は、浄瑠璃が盛んな大阪・能勢町の人形座が実際に使用しているものです。

甘利さんの作業場を再現したスペースも設けられ、実際に使われているノミや人形の仕掛けがわかる部品なども見ることができます。

訪れた人は精巧な仕掛けの数々に驚いている様子でした。

(訪れたオランダ人)
「初めて見ました。こんな体験したことがない。すごい」

この作品展は、5月26日まで徳島市の阿波十郎兵衛屋敷で開かれています。
最終更新日:2024年5月7日 20:57
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