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りんご新品種「バーニングレッド」アントシアニンの一種が果肉に豊富 板柳町

2024年7月2日 19:05
りんご新品種「バーニングレッド」アントシアニンの一種が果肉に豊富 板柳町

板柳町の生産者が栽培を行っているりんごの新品種「深味バーニングレッド」です。研究で驚きの特徴が明らかになりました。

板柳町深味地区の地名と「燃えるような赤」を合わせた名前の「深味バーニングレッド」。りんご生産者の八木橋勝英さんが15年ほど前にひときわ赤く色づいたりんごを畑で見つけ、その枝を接ぎ木して育ててきたふじの新品種です。着色管理をしなくても真っ赤できれいな色が付くことから作業の大幅な省力化に役立つとされています。
葛西町長に八木橋さんとの共同研究を報告した弘前大学の前多准教授によりますと「深味バーニングレッド」の果肉にはアントシアニンの一種が豊富に含まれていることが明らかになったということです。アントシアニンの成分はりんごの皮には含まれていますが、果肉に含まれるのは珍しいということです。

★弘前大学農学生命科学部 前多隼人 准教授
「いろいろな病気の予防とかに役立つということがすでにわかっている成分ですので生で食べるとひじょうに体の健康に役立つ成分であると思っています 育てやすいという所と健康にも良い成分を摂取できるそういう優れた品種であると考えています」

「深味バーニングレッド」はきのう付けで農林水産省から品種登録申請が受理されました。これまでに県内外でおよそ2,000本の苗木が売れているということで生産現場でも注目されています。

★りんご生産者 八木橋勝英さん
「そう苦労しなくても良いりんごがとれるので若い人たちがやってくれれば良いと思っています 体にも良いので短命県返上もできるし良いことばかりだと思っています」

葛西町長も町として全面的な応援を約束した期待の新品種。八木橋さんたちは今後も成分研究などを進め生産拡大を目指します。

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