屈強な自衛官がプライドをかけ、料理で対決です。山梨県の陸上自衛隊北富士駐屯地で13日、炊事能力を競う競技会が開かれました。

　自衛官60人が参加して真剣な表情で取り組むのは、誰が一番おいしい食事を作れるかを競う“料理対決”です。

吉岡キャスター
「調理に使用するのは実際に被災地にも派遣されるこちらの炊事トレーラーで、一度に250人分の料理を作ることができるそうです」

　この競技会は炊事能力の向上を目的に開かれたもので、山梨と栃木を隊区とする自衛官が参加しました。

　競技では地震などの被災者に提供する料理を想定し、肉や野菜など指定された食材を使った創作メニューを制限時間内に調理します。

吉岡キャスター
「こちらの隊員は手際よくニンジンやピーマンをスライスしていますが、どんなメニューを作るのでしょうか？」

　多くの隊員は普段、大砲の操作を主な任務としていますが、この日は舞台を炊事場に変えて息の合った連携で次々と調理を進めていきました。

　試食した隊員 「うまっ！」

「終了～」

吉岡キャスター
「気になるメニューは油淋鶏や鶏肉のホイル蒸しなど、バリエーション豊富な献立となっています」

　出来上がった料理の審査は栄養や味、見栄えなどを基準に行われ、結果は14日に発表されます。