石破首相は訪問中のマレーシアでアンワル首相との首脳会談に臨んでいます。現地から中継です。

今回のマレーシア訪問は、石破首相にとって就任以来、初めて個別に外国を訪問する機会で、東南アジアを重視する姿勢を示す狙いがあります。

マレーシアはことしのASEAN＝東南アジア諸国連合の議長国です。

石破首相はアンワル首相との間で日本とASEANの連携を改めて確認します。

東南アジアを重視するのは2つの大国、中国、アメリカと向き合うことをにらんでいるからです。

中国は、強引な進出も目立ち日本とは意見が異なることも少なくありません。

また、アメリカではまもなく大統領に就任するトランプ氏がアメリカ第一主義を強く主張していて懸念が広がっています。

石破首相としては同じアジアの国々と法の支配や自由で平等な関係の重要性を共有して中国やアメリカに向き合うときの「土台」としたい考えです。

ある外務省関係者は「不透明な国際情勢の中でASEAN諸国と伝統的な友好関係を確認することが重要だ」と強調していました。