政府は新型コロナウイルスの対策本部を開き感染が拡大している広島・山口・沖縄の３県にまん延防止等重点措置を適用することを決定しました。期間は今月９日から３１日までです。

岸田首相
「全国の新規感染者数は、年末年始にかけて増加しておりオミクロン株の市中感染の発生も各地で明らかになっています。政府としても、これら３県の感染拡大に早急に対応する必要があると判断致しました」

まん延防止等重点措置の適用は去年９月に解除されて以来で、岸田内閣では初めてのことです。

今回はオミクロン株への対応のため、重点措置が適用される地域では知事の判断で飲食店に対し、酒類の提供停止を要請できるようにします。

また、医療提供体制の確保に万全を期すため、３県が策定した計画に沿った医療体制の準備状況に関する自己点検を公表することとしました。

一方、飲食店やイベントの制限については、新たに対象者への全員検査等を活用して経済社会活動を維持できるよう取り組むとしています。