待機児童対策の特命チームが立ち上がることがわかった。チームの事務局長には、厚労省の文書偽造事件で無罪が確定した村木厚子内閣府政策統括官が就任する。

　菅直人首相は、岡崎トミ子少子化相をトップとし、事務局長には内閣府の村木氏を起用する「待機児童ゼロ特命チーム」を官邸に設置することを決めた。特命チームは、認可していない保育所にも公費を支給することなどを検討し、１１月中旬までに基本構想をとりまとめて来年度の予算案に反映させる方針。

　菅首相としては、特命チームを活用して官邸主導で待機児童を一気に解消したい考えで、第１回の会合を２１日に開き、菅首相自ら指示する方針。