自民党・谷垣総裁は５日、党の仕事始めで挨拶し、通常国会で菅政権を解散・総選挙に追い込み、「政権奪還への道を切り開く」と決意を強調した。

　谷垣総裁は「今年は、政治にとっても、私ども自民党にとっても勝負の年でございます。あらゆる意味で壁に行き詰まっているのが今の政権ではないかと。今年はこの政権を追い込んで、そして政権奪還への道筋を切り開いていく」「地域に根ざした国民政党が自民党の原点の一つだ」と述べ、春の統一地方選挙に勝利するため、党の結束を訴えた。

　また、仙谷官房長官が、審議拒否を辞さない構えを見せている野党側の姿勢を批判したことに対して、石原幹事長は「問責された閣僚が認証した法案を認めることはできない。審議を拒否するのではなく、問責された閣僚が出てくること自体が間違っている」と痛烈に批判した。