安倍元首相、自民党総裁選への立候補を表明
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安倍元首相は12日午後、記者会見し、正式に自民党総裁選挙への立候補を表明した。
会見で配られたパンフレットと政策をまとめたものには「難病を克服し、再び立ち上がる」と書かれていたが、安倍氏は会見でもまず、前回、わずか1年で首相を辞任したことについて陳謝した。
安倍氏「病気のためとはいえ、突然、首相を辞する結果となりました。心からおわびを申し上げます。消費税(率)を引き上げていく前にデフレから脱却して、経済を力強い成長軌道に乗せていく必要がある」
安倍氏が力を入れるのは経済成長戦略で、会見では「政権をとったら、直ちに日本経済再生本部を設立する」と述べた。デフレ脱却と成長力の底上げによる、所得向上と雇用の創出に全力を挙げるとしている。
一方、安倍氏と同じ派閥の会長である町村元官房長官は12日、学校関係の団体を回り、「教育への関心が高い候補は私一人です」と述べるなど、教育政策に力を入れることをアピールした。
また、11日に出馬を表明した石原幹事長は12日、森元首相ら歴代総裁経験者への挨拶回りを行った。谷垣総裁から3党合意路線を引き継ぐ継承者であることを打ち出している。
石破前政調会長は、専門分野の国防政策を中心に訴えていく構えで、林政調会長代理は13日に出馬を表明する見通し。
5人の構図が固まり、自民党総裁選はいよいよ熱を増している。