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野田首相、輿石幹事長に続投要請も回答保留

2012年9月22日 1:59
野田首相、輿石幹事長に続投要請も回答保留

 4人の候補者で争われた民主党代表選挙は21日、野田首相が他の候補を圧倒して再選された。野田首相は早速、党役員人事に着手し、輿石幹事長に続投を要請したが、輿石氏は回答を保留した。

 野田首相は再選後の挨拶で、「私には今、笑顔がありません。でも、目指しているのは、子供の笑顔が広がる国、お父さん、お母さんの笑顔の広がる国、おじいちゃん、おばあちゃんの笑顔の広がる国。ぜひ、全ての皆さまのお力を、政権運営に、党運営に結集していただきますように、心からお願いをいたします」と述べた。

 再選を果たした野田首相は、24日夕方までに主要な党役員人事を行う考えを表明した。さらに、衆議院と参議院の選挙は「そんなに遠くない将来に間違いなくある」と述べた上で、選挙対策に力を入れる考えを強調し、幹事長ポストを重視する考えを強く示唆した。

 21日夜、野田首相が早速、輿石幹事長と会談し、続投を要請したことがわかった。しかし、輿石幹事長は、消費税増税法をめぐって党が分裂したことなどから、回答を保留した。野田首相は、輿石幹事長と再び会談し、党幹部人事を固める意向。