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米韓との連携不足指摘 安倍首相が反論

2013年5月20日 15:57
米韓との連携不足指摘 安倍首相が反論

 飯島勲内閣官房参与の北朝鮮訪問をめぐり、飯島参与から報告を受けた菅官房長官は20日の会見で、「安倍内閣の基本方針を踏まえて飯島氏は対応した」と述べた。

 北朝鮮を訪問した飯島参与は20日午前、菅官房長官と面会した。

 菅官房長官「安倍政権、まさに拉致問題を自らの手で解決をしようと、強い責任感と決意を持っている。安倍内閣としての基本方針、そうしたものを十分踏まえた上で、飯島参与は対応されたのだろう」

 また、菅長官は北朝鮮との対話を通じて、拉致問題の解決を目指す姿勢を強調した。

 一方、安倍首相は20日の参議院決算委員会で、アメリカや韓国との連携不足との指摘に反論した。

 安倍首相「果たして拉致問題について、他の国々が主体的にやってくれるかと言えば、残念ながらやってくれない」

 その上で、「核、ミサイルの問題だけが進んで、世界の国々が、北朝鮮問題は大体片付いたとなる可能性がないわけではない」として、「日本は相当決意を持っていると知らしめる必要がある」と強調した。

 安倍首相は21日以降、飯島参与から直接報告を受ける見通し。