政府は１１日朝、首相官邸で行われた「観光立国推進閣僚会議」で、日本を訪れる外国人観光客の数を２０００万人まで増やすことを目標とした、観光立国実現のための「アクション・プログラム」を取りまとめた。

　アクション・プログラムでは、今年夏までにタイとマレーシア向けのビザ免除など、東南アジア５か国のビザ要件を緩和するとしている。これで、観光政策で先を行く韓国とほぼ同じ要件となり、安倍首相は外国人旅行者について、現状の倍以上となる「２０００万人を目指していく」と強調した。

　また、プログラムには日本ブランドの向上などを目的に、海外での放送枠の確保など、日本関連の放送コンテンツの海外展開を支援することなどが盛り込まれた。