×

復活交付金、初回交付は5%にも満たず

2013年9月20日 17:38

 東日本大震災での被災者支援策として災害公営住宅の整備などに使われる交付金について、復興庁は20日、初めて福島県などに約23億円を交付することを決めた。

 今年度から新設された「コミュニティ復活交付金」503億円のうち決定した交付額は約23億円となり、初めての交付が全体の5%にも満たない額となった。これは、建設予定の災害公営住宅3700戸のうち、これまでに約900戸しか整備が始まっていないためで、用地確保が難航していることが原因だという。

 復興庁は「用地が確保されれば、100戸単位で整備が進む」と説明し、用地確保に全力を挙げるとしている。