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電気代高騰に猛暑…各家庭で切実な努力も…“効果的な”エアコン節電術とは?『every.気になる!』

2024年7月26日 6:32
電気代高騰に猛暑…各家庭で切実な努力も…“効果的な”エアコン節電術とは?『every.気になる!』

厳しい暑さが続く中での“電気代高騰”。街の人に聞くと、少しでも夏場の電気代を抑えるために、各家庭でさまざまな工夫がありました。エアコンを1台限定で使用したり、年間電気代が安い商品に買い替えたり。なかでも効果的とされるエアコン“節電術”とは?

■この夏の電気代 どうですか?

厳しい暑さが続く中、 街の人が嘆いていたのは…

5人家族 30代
「(2023年7月と比べて)3355円高くなっている。7月分、1万円ちょっと…予想以上ですね」

20代
「どんどん電気代高くなっている」

――電気代の高騰です。7月の請求分から政府の補助金がいったん終了。

主婦 20代
「(先月の請求より)3倍ぐらいになりそう」

気になる!
「電気代高い?」

20代
「きついですね…いろんな物価があがっている中で」

ひとり暮らし 40代 
「去年(2023年)より今年の方が暑くなるのが早かったので(電気代)上がったなと思います」

梅雨明け前の猛暑も家計の負担に。そこで、エアコンの“節電術”を聞くと、驚きの家庭も…

■電気代の節約…エアコン“節電術”

話を聞いたのは2人の娘がいるお母さん。

気になる!班
「電気代どう?」

4人家族 40代
「高くなっています。エアコン使うようになって上がっています」

家には4台のエアコンがあるそうですが、節電方法は?

4人家族 40代
「いまなるべく1つの部屋で(4人で)まとめて寝るようにしています」

「本来娘たちは別々にベッドがあるんですけど、1部屋分のエアコン代だけで済むように夏場だけ」

2024年から年金暮らしの女性は…

60代
「エアコンどうしてもかけてしまうので…なるべく自宅にいないようにするしかない。買い物時間を少し延ばすとか、普段30分で済ますところを1時間~1時間半にするとか。外出をするようにしている」

2023年より電気代が1万円ほど高くなったという女性は…

40代
「子ども部屋とかつけっぱなしが多い、なるべく私が消して回っている。エアコンつける部屋はドア閉めるというのと(風量を)自動運転に必ずしておいて」

■節電術は「風量自動」「フィルター掃除」

実は「風量」を自動にすることは、“節電術”の1つ。

空調メーカーによると風量「自動」と「弱」でエアコンを稼働させた場合、「自動」の方が1か月でおよそ990円分の節電につながるといいます。 ※調査結果はあくまでもひとつの目安です。住環境や気温などによって結果は変わります。

ほかにも…

50代
「フィルター掃除ちゃんとまめにする」

フィルターを掃除することで、しない時と比べて電気代を約25%カットできるということです。

■エアコン買い替え…ポイントは?

家電量販店(ノジマ日吉東急アベニュー店/横浜市)で出会ったのは、10年以上使ったエアコンを買い替える60代夫婦。


「こっちの方が電気代安い」


「そうなの? 本当だ」


「じゃあこれでいきましょうか」

――決め手となったのは「年間の電気代」。

60代
「同じような機能なんだけど(電気代が)1700円ぐらい違う。長年使うので、結局トータルでどうかと」

■エアコン1台で電気代を節約

“思い切った節電”をしている家族も。3LDKのマンションで暮らす、浅見さん一家。

2人の子どもがいる 浅見さん(34)
「ここが寝室です」

家族で寝ている部屋には、エアコンがついていません。実は…

浅見さん(34)
「エアコンもあるんですけど」

気になる!班
「この、くるまれているのが…」

浅見さん(34)
「そうです」

気になる!班
「見てもいいですか…すごくきれいなエアコン」

浅見さん(34)
「設置しちゃうと使っちゃうので」

2年前、引っ越しの時に持ってきたエアコンを電気代節約のため設置せず、子ども部屋にあるエアコンの風を扇風機で寝室まで送り、寝ているといいます。

浅見さん(34)
「節約のためにこの1台で頑張れたらなと思っていて」

それでも、今月請求分は2023年の同じ時期と比べ増えていて、普段、エアコンは27℃に設定しているそうですが、暑い日には…

長男・朔くん(10)
「きょう(9日)熱中症警戒アラート出ていて外で遊べなかった」

浅見さん(34)
「いまちょっと(温度)下げたいね」

長男・朔くん(10)
「下げたい」

浅見さん(34)
「暑いときには1℃下げるけど、汗が引いてきたなと思ったらまた上げちゃいます」

■節電に効果的なのは…温度?風量?

――ここでエアコンに関する問題です!

部屋を涼しくしたい時に節電につながるのは…

A 設定温度を1℃下げる
B 温度を変えず風量を「強」にする

――どちらでしょうか?

森アナウンサー
「さあ、斎藤さん、どっちが節電につながると思いますか?」

齋藤キャスター
「Aの1℃下げる」

鈴江アナウンサー
「Bかなあ…」

刈川アナウンサー
「私、1℃下げちゃいますね」

森アナウンサー
「割れました! さあどっちが節電につながるのでしょうか? 正解はこちらです!」

■1か月で約570円分の節電に!

――部屋を涼しくしたい時に節電につながるのは?

空調メーカーの担当者に聞くと…

ダイキン広報 森重 雄己さん
「設定温度を1℃下げるよりも、風量を『強』にした方が節電につながりやすい」

――正解は風量を「強」にする、でした。

日中の2時間で比較すると、風量を「強」にした場合、1℃下げた時と比べ、消費電力は半分以下に。1か月で約570円分の節電になるといいます。 ※調査結果はあくまでもひとつの目安です。住環境や気温などによって結果は変わります。

8月使用分の電気料金は政府の補助が再開することなどから、東京電力では7月と比べ、1061円お得になる見通しです。(※月260kWh使用の場合)

(7月22日『news every.』より)