×

日朝赤十字会談 1年半ぶりに開催

2014年3月3日 12:53
日朝赤十字会談 1年半ぶりに開催

 北朝鮮に残された日本人の遺骨収集問題などを話し合う日本と北朝鮮の赤十字会談が3日、中国の瀋陽で約1年半ぶりに開催されている。

 今回の会談が拉致問題を扱う日朝協議の再開につながる可能性もあり、緊張感が漂っている。

 朝鮮赤十字会、リ・ホリム事務総長「今回の会談には政府の関係者も参加しているので、より重要で社会的関心も高い」

 今回の会談は、北朝鮮側からの呼びかけで開催が決まったもので、日本外務省の小野・北東アジア課長と北朝鮮外務省のユ・ソンイル課長も同席している。

 前回の赤十字会談の直後には、拉致問題などを話し合う日朝の政府間協議が実施されていて、今回も政府間協議につながるかが焦点。

 北朝鮮側は2日、記者団に対し、政府間協議の再開に前向きな姿勢を示したが、日本政府は、今回の会談を通じ北朝鮮側の狙いを慎重に見極めたい考え。会談は夕方まで続く見通し。