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大阪都構想否決から一夜、橋下市長が登庁

2015年5月18日 11:55
大阪都構想否決から一夜、橋下市長が登庁

 「大阪都構想」の賛否を問う住民投票は「反対多数」となった。橋下市長の政界引退表明から一夜明け、大阪の街では様々な受け止めが広がっている。

 大阪市役所では18日朝、住民投票の期間中掲げられていた看板などが、早速取り外された。大阪市の存続は決まったが、市の職員の表情は硬く、無言のまま足早に出勤していた。住民投票の賛否は、反対が70万5585票で50.4%、賛成が69万4844票で49.6%と得票率にしてわずか1%にも満たない差で、大阪市を二分した激しい戦いにしこりが残ることも懸念される。

 橋下市長は、自ら実現を訴えてきた「大阪都構想」が頓挫したことを受け、17日夜の会見で今年12月の任期満了をもって政界を引退することを表明した。今後は弁護士として活動するという。

 その橋下市長は18日午前11時過ぎ、大阪市役所に登庁した。この後、市の幹部を集め今後の方針などを話す予定で、橋下市長がどのような発言をするのか注目される。