新体制で信頼回復なるか 民進党の課題は?
15日午後に行われた民進党代表選挙は、選挙戦を優位に進めていた蓮舫代表代行が1回目の投票で過半数を獲得し、新代表に選出された。民進党が国民の信頼を勝ち取るためにはどんなことが課題になるのか。古谷朋大記者がリポート。
蓮舫氏が目指す「批判より対案」という政党を作り上げるためには、まず民進党をまとめ上げることが必要。
蓮舫新代表「私たちの政策も対案もあります。人材もその人たちの能力も、保証されたものだと思っていますので、信頼を一つずつ積み重ねていくことのできる政党にしていきたいと改めて思っております」
蓮舫新代表は早速、新執行部の人事に着手するが、代表選を戦った前原・玉木両陣営も取り込みながら挙党態勢を築けるのかがカギとなる。その上で、結束して魅力的かつ現実的な政策を有権者に示せるかが焦点。
一方、蓮舫新代表の「台湾籍」が残っていた問題が、党内に亀裂を生む可能性も残っている。14日、党所属の議員20人が「民進党の存亡にかかわる問題」として蓮舫氏の説明を求めているし、前原氏も15日、自らの陣営の会合で「リーダーになる人はウソをついてはいけない」などと蓮舫氏をけん制している。
蓮舫新代表が今後、党内外の理解を得られるのか。蓮舫民進党の行方を左右することになる。