蓮舫代表が辞任表明“きのう決めた”背景は
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民進党の蓮舫代表が27日、辞任を表明した。突然の辞任表明の背景について国会から清田大輝記者が解説する。
■辞任を決めた時期とその理由は-。
蓮舫代表は会見で、辞任を決めたのは「きのう」と明かし、党内をまとめきれなかったことを辞任の理由にあげた。
蓮舫代表「きのう1日、人事に向けてゆっくりと考えました」「その時やっぱり考えたのが、人事ではなくて私自身をもう一度見つめ直さなければいけない。足りないところ、なぜ遠心力を生んでしまったのか」
民進党内では、蓮舫代表の戸籍謄本の一部公開や25日の野田幹事長の辞任を受けても「蓮舫代表のままでは安倍政権批判の受け皿にならない」などと代表辞任を求める声がくすぶっていた。蓮舫代表は会見で「攻めと受けがある中で、受けの部分で不十分だった」と述べた。
■今後、民進党はどうなっていくのか-。
去年9月、党内の圧倒的な支持を集めて代表に就任した蓮舫氏でも、東京都議会議員選挙は敗北するなど党勢の回復につながらなかった。
民進党では今後、代表選挙が行われることになるが、前原元外相や枝野元官房長官、玉木幹事長代理らが出馬を模索するものとみられる。安倍内閣の支持率が急落する中、代表が辞任に追い込まれた民進党。今後もいばらの道が続くことになりそうだ。