×

リベラル系前議員が新党結成の動き 民進党

2017年10月1日 12:37
リベラル系前議員が新党結成の動き 民進党

 衆議院選挙に向けた希望の党への合流をめぐって、民進党の混乱が拡大している。希望の党の公認が得られない見通しとなった前衆議院議員が新党結成の動きを加速させていることがわかった。

 関係者によると、新党構想はリベラル系の前議員が参議院議員と共に進めている。こうした前議員らは、前原代表に民進党公認候補としての出馬を認めるよう求め、認められない場合は、離党して新党を立ち上げることを検討している。その場合、先の代表選挙で前原代表と戦った枝野代表代行をトップに据える構想も浮上している。

 その枝野代表代行は1日午前、前原代表に合流方針が本当に実現されるのか問い合わせたことを明らかにした。

 枝野代表代行「きょうの夕方ぐらいまで待ってくれ、そこの状況でいろいろ判断してくれ(と言われた)」

 枝野代表代行は「前原代表の答えを待ちたい」と述べた。

 こうした中、希望の党の若狭前議員は、3日にも合流してくる民進党の前議員も含め、一次公認を発表する方向で調整を進めていることを明らかにした。

 民進党執行部側は希望の党から公認を得られない前議員をなるべく減らしたい考えだが、あくまで民進党からの出馬は認めない方針で、民進党の分裂は避けられないとの見方が強まっている。