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「希望」首相候補は…選挙後まで決めず?

2017年10月6日 12:23
「希望」首相候補は…選挙後まで決めず?

 希望の党は6日、消費税増税の凍結などを柱とする衆議院選挙の公約を発表した。その一方で、首相候補を誰にするのかは依然、不透明な状況。黒島秀佳記者が伝える。

 公約の発表にあたって、小池代表は「タブーに挑戦するような案を盛り込んだ」と強調した。

 希望の党・小池代表「ほかの党がこれまで言えなかったようなこと、そして打ち出したくてもなかなか打ち出せなかったような部分、ある意味ではタブーに挑戦するぐらいの気持ちで、思い切った案を公約に盛り込ませていただきました」

 公約は9つの柱からなり、「消費税増税凍結」「議員定数・議員報酬の削減」「2030年までに原発ゼロ」などを掲げている。

 また、アベノミクスに対抗して「ユリノミクス」を断行するとして、大企業の内部留保への課税や規制改革などによって民間の活力を引き出すとしている。

 一方、希望の党が衆院選に当たって誰を首相候補に掲げるかについては、依然、不透明な状況。小池代表が出馬を強く否定し続ける中、民進党の前原代表も周辺に、「もう出馬はないのではないか」と漏らしている。

 一方、前原氏は自身が希望の党の首相候補になることは明確に否定している。

 こうした中、小池代表側近の前議員は、「首相候補は選挙後まで本格的に決めないのではないか」と話している。これに対して他党は「国民にとって極めて分かりにくい」などと批判を強めていて、小池代表は難しい判断が迫られる。