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安倍首相「責任を痛感」も麻生氏続投を強調

2018年6月4日 21:53
安倍首相「責任を痛感」も麻生氏続投を強調

財務省が調査結果と処分を発表したことを受け安倍首相は「責任を痛感している」と述べる一方で、麻生財務相を続投させる考えを改めて強調した。

安倍首相「行政の長として、その責任を痛感しております。二度とこうしたことを起こさないように、公文書のありかたを徹底的に見直し、そして再発防止策を講じて参ります。麻生副総理には、その先頭にたって責任を果たしていっていただきたい。責任を全うしてもらいたいと」

政府・与党はこれをもって問題の幕引きをはかりたい考え。ただ、麻生財務相の続投については与党内からも「国民の感覚とは全く別だ」などと疑問視する声があがっているほか、野党側は猛反発している。

立憲民主党・辻元氏「麻生大臣、政治責任をとるべきであるということで一致をいたしました。いくら給与を返すとか、そんな話ばっかりなんですよ、金で済ませようというのは、間違っていると思います」

野党側は今後も麻生財務相の辞任を求めていく方針だが、与党側に応じる考えはなく展望は開けていない。