カジノ法案で攻防激化 あす審議入りへ
カジノを含むIR(=統合型リゾート)整備法案の審議の前提となるギャンブル依存症対策法案が参議院の委員会で可決された。今後、カジノ整備法案の審議が参議院でも本格化する。
会期末まで2週間あまり。自民党は野党の猛烈な抵抗が予想されるカジノ整備法案などの成立に向けて一気に突き進む構え。依存症患者への対策を政府に求めるギャンブル依存症対策法案は参議院の委員会で与党などの賛成多数で可決された。6日の参議院本会議で成立する見通し。
これを受けて与党側はカジノ整備法案についても野党の反対を押し切って、6日から参議院で審議に入ることを決めた。さらに自民党は参議院の議員定数を6増やす法案を来週中にも参議院本会議で可決し、衆議院に送りたい考え。ただ、いずれの法案にも野党側は強く反対している。
立憲民主党・辻元国対委員長「安倍内閣はですね、不信任に値すると私は思うんですね。あとはいつ出すかというタイミング」
野党側は「与党の暴走を印象づける」として閣僚の問責決議案などを連発することも検討しており、終盤国会の攻防が激しくなっている。