「防災の日」全閣僚が参加し大規模訓練
「防災の日」の9月1日、政府は、安倍首相と全ての閣僚が参加して大規模な防災訓練を行った。
訓練は午前7時すぎに、和歌山県南方沖を震源とするマグニチュード9.1の、いわゆる「南海トラフ地震」が発生したとの想定で行われた。安倍首相と閣僚は、訓練のため歩いて首相官邸に集まった。
午前8時すぎからは緊急の災害対策会議を開き、大きな被害が発生したという想定の宮崎県とテレビ電話でつなぎ、河野知事から救助部隊の早急な派遣要請などを受けた。
安倍首相「政府としては、被害を最小限に抑えるため、全国から最大限の支援を集力します。政府調査団を早急に派遣し、自治体と一体となって対応に当たります」
安倍首相らはその後、政府調査団の派遣訓練の一環として、東京都や川崎市など首都圏の9つの自治体が合同で行う防災訓練を視察した。
また、安倍首相は、自ら簡易担架を作ってけが人を運ぶ訓練などを体験した。