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自民党総裁選…地震で影響 戦略練り直し

2018年9月7日 18:01
自民党総裁選…地震で影響 戦略練り直し

自民党の総裁選挙が告示され、安倍首相と石破元幹事長が立候補を届け出た。2人の一騎打ちとなるが、北海道の地震が総裁選にも影響しているようだ。

7日から3日間は地震を理由に選挙活動が自粛され、討論会などは延期となった。両候補の戦い方にも影響が出ている。

Q.総裁選が告示日を迎えましたがどう臨むのか?

安倍首相「おはようございます」

安倍首相は、このように総裁選についてはコメントしなかった。安倍陣営は、もともと石破氏との論戦には後ろ向きだったのだが、地震への対応を優先する姿勢を打ち出している。対する石破氏は、国会議員票では劣勢なだけに党員票での挽回を目指し論戦を通じて政策や政治姿勢を党員にアピールしたい考えだった。しかし、その機会が先送りとなり戦略の練り直しを迫られている。

自民党・石破元幹事長「自粛期間だから何もしないということは選挙に対する冒とくであり、有権者に対する冒とくであり決してそのようなことはいたしません」

石破氏は、インターネットの動画などで自らの主張を訴える考え。ただ、陣営からは「安倍首相は災害対応などでアピールできるが、こちらは圧倒的に不利だ」と嘆きの声があがっている。