ロシア政府が、日本産の水産物の輸入を一時的に制限したことについて、日本政府は「極めて遺憾だ」として、撤回を申し入れました。

福島第1原発の処理水放出をめぐり、ロシア政府は、16日から日本産の水産物の輸入を一時的に制限しました。

これを受け、外務省の北川軍縮不拡散科学部長がロシアのオヴェチコ駐日臨時代理大使に対し、「極めて遺憾だ」として撤回を申し入れました。

北川部長は、「科学的根拠に基づかず、日本産海産物の輸入規制措置を強化することは不当だ」「日本からの食品輸入規制緩和・撤廃という国際的な動きに逆行するもの」などと強調しました。