立憲民主党の代表選挙に出馬を表明している野田元首相は5日、日本テレビの番組に出演し、次の衆議院総選挙では小選挙区で与党の候補者に勝てるのであれば立憲の候補者をおろす可能性もあると述べました。

――立憲候補をおろして他党に譲ることは？

野田元首相「場合によってはあると思いますね。よく世論調査などを見て我々の方が（候補を）おろした方が 、間違いなく小選挙区で他党が勝てるということならば、それは政権を狙いにいくわけですから、個別の選挙区の事情でなく全体での判断が必要になってくると思います」

自らの党の候補者をおろす可能性に言及することは、党内から反発を招くおそれもあります。

野田氏はこれに先立ち行われた政策発表会見でも「政権交代前夜」をキャッチコピーとして「政権交代が最大の政治改革だ」と訴えていて、打倒与党に向けた強い覚悟を示した形です。