大統領就任から一夜明け、アメリカのトランプ大統領は21日、議会の指導部らと会談を行う予定です。ワシントンから中継です。

トランプ氏は、ホワイトハウスで共和党のジョンソン下院議長らと相次いで会談する予定です。このあとはインフラ投資に関する発表を行うほか、前日に続き大統領令への署名も行う予定です。

トランプ氏は就任初日に、26本の大統領令に署名しましたが、一夜明け、その影響が出始めています。

アメリカメディアは、大統領令で恩赦を与えられた2021年の議会襲撃事件で訴追されたトランプ支持者の釈放が始まったと伝えています。収監されている施設の前には、釈放を待つ支持者らが集まりました。

支持者
「ついに、この人たちが出所すると聞いた時には、私たちはただ高揚していた。私たちは選挙に勝ち、大統領を誕生させて、彼は公約を実行して、正しいことをやった」

また、アメリカで生まれた子どもに市民権を与える、現在の「出生地主義」を大幅に制限する大統領令について、カリフォルニア州など18の州が憲法違反だとして、大統領令の差し止めを求め提訴しました。

一方、トランプ政権の閣僚では、外交トップの国務長官にマルコ・ルビオ氏が就任しました。この後、アメリカを訪れている岩屋外相と初めての日米外相会談を行う予定です。