「常識の革命を開始する」トランプ氏、就任初日に大統領令乱発 WHO脱退、パリ協定離脱…
日本時間の1月21日、アメリカの第47代大統領にドナルド・トランプ氏が就任しました。早速、大量の大統領令に署名し、WHOからの脱退を命ずるなど、異例の就任初日となりました。
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アメリカが戻ってくる。(America is back) そう強く掲げた新大統領が、命令してでも実現したい100のこと。早速“ゴーサイン”を出しました。
記者
「淡々と次々に大統領令に署名していきます。今、得意げな表情を見せました」
書いて、書いて、書きまくりました。
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大統領就任は2度目。第47代アメリカ大統領、ドナルド・トランプ氏。
トランプ新大統領
「アメリカを取り戻すまでの道のりは簡単なものではなかった。私たちの大義を阻止しようとする人々は、私の自由を奪い、実際に私の命を奪おうとした。私の命が救われたのは理由があったから。私はアメリカを再び偉大にするために、神によって救われたのです」
舞い戻った、型破りなリーダー。今回も、掲げるのは…
トランプ新大統領
「アメリカファースト」
そのアメリカファーストを実現するため、早速…
トランプ新大統領
「本日、私は歴史的な大統領令に署名する。この署名でアメリカの完全復活、常識の革命を開始する」
大統領が即座に行政命令を下すことができる「大統領令」。トランプ氏は就任前、不法移民対策や関税強化など、100本近くの政策を大統領令で実現するとしていました。
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就任式の約5時間後、大勢の支持者が集まった会場に移動したトランプ氏。演説が終わると…
トランプ新大統領
「今からそっちへ行って、みんなの前でサインしよう。いいかい?」
本来、執務室で行うはずの署名式を開催。“極めて異例”のことです。最初に署名したのは…
トランプ新大統領
「私がサインする内容を読み上げてくれよ」
職員
「1.バイデン時代の78の行政命令を取り消す」
バイデン政権との決別からスタート。
職員
「2.政府の体制が整うまで、官僚が新たな規制などを公表することを禁止する」
次々と署名しました。
トランプ新大統領
「バイデンがこんなことやると思うか? いや、できないだろ」
記者
「今、パリ協定(※地球温暖化対策に世界で取り組む協定)から離脱する大統領令に署名します」
会場では、9つの大統領令などに署名しました。
すると終了後、署名したボールペンを投げ、観客にプレゼント!このファンサービスに…
観客
「USA!USA!」
トランプ氏の支持者
「(トランプ氏は)クールでした、とてもクール」
──トランプ氏に何を期待するか?
トランプ氏の支持者
「すべてです」「約束したことをしてくれることです」
その後、トランプ氏は執務室で署名を再開。
トランプ新大統領
「これは大きな案件だ」
4年前、自身の支持者が起こした議事堂襲撃事件などについて、恩赦や減刑を与える大統領令や…
トランプ新大統領
「これは何だ?」
職員
「WHOからの脱退です」
WHO=世界保健機関からの脱退。
トランプ新大統領
「WHOは私たちをだました」「皆さん、ありがとう」
撮影はそこまででしたが、カメラが去る直前にも、山積みの黒いファイルが置かれていました。集会とあわせると、カメラの前では34の大統領令などに署名しました。
トランプ新大統領(20日)
「我々はまもなく史上最高の国になるだろう。長くはかからないだろう。皆さんに感謝します。またすぐにお会いしましょう」
その動向に世界が注目する4年が、再び始まります。