トランプ氏就任で為替乱高下、日本経済への影響は…
アメリカの第47代大統領にドナルド・トランプ氏が就任しました。日本経済への影響です。
トランプ氏が大統領就任初日に関税の引き上げを指示しない見通しになると、外国為替市場では日本時間の20日夜から円高が進み、21日午前9時過ぎには一時、1ドル=154円台まで上昇しました。
しかし、その後、午前10時前にトランプ氏が来月1日からカナダとメキシコに25%の関税を検討していると明らかにすると、今度は逆に一気に円安が進み、およそ30分間で1円以上の下落となりました。さらに、その後、円高に戻し、振れ幅の大きな相場が続いています。
一方、日本製鉄の今井社長が21日朝、日本テレビの取材に応じました。
日本製鉄・今井正社長「いま我々がUSスチールの買収で提案していることは、トランプさんのおっしゃってる政策に合致している。その辺が、理解が広がっていけば(いい)」
USスチールの買収中止命令を受けて、日本製鉄が起こした裁判は近く始まる予定で、今井社長は「今は訴訟に集中する」と強調しました。