「値段のないスーパー」オープン 自分で価格を考えて購入…狙いは?
自分で価格を考えて食品を購入する、「値段のないスーパーマーケット」がオープンしました。
来店者は―
「タマネギは300円」
「そんなにいっていいの?」
商品を前に、悩む来店者。そのワケは…値札が空白で、価格がついていないからです。
農林水産省が主催して20日から始まった、「値段のないスーパーマーケット」というイベントです。
訪れた人は、食品の生産者や製造の現場を取り巻く環境について学んだ上で、自分が適正だと思う価格で商品を購入します。
エネルギー価格の高騰などで、食品の生産や流通にかかるコストが上昇する中、消費者にコストを適切に反映した価格について、考えてもらう狙いです。
来店者は―
「豆腐を200円、納豆を200円で買いました」
「安ければ安いほどお得だなとは思うんですけど、生産者の方の(状況)とかを考えると、10円とかってわけにもいかないですし難しい」
農水省は、安定的に食料を供給するために、生産や流通のコストを考慮して価格を決める仕組みが必要だとしています。
今の国会に、関連法の改正案を提出する方針です。